氷河くんのポーカーフェイスを崩したい。

 僅かなスペースに素早くピンポイントにパックを運べるといいが――バタフライで瞬時に阻止されることもあれば、目で追いグローブでキャッチされてしまうこともある。

 探り合いなんだ。

 いつ、どこから、どんな風に攻めてくるか。

 或いはどんな風に守られるか。

 形式はサッカーのPKに近いが、また違った迫力がある。

 アイツが言っていたっけ。

 他のものが好きなら、それでいい。

 けれどアイスホッケーに出会っていないだけで、きっとアイスホッケーを一番好きになる人はいる。

 ただ、知らないだけで。

「4人抜いた。これで12本連続セーブ」
「……すごい」