「君の元チームメイトも、そう思ってたんじゃない? ただ、君に頼りすぎてた。そんなうしろめたさから。君を――引き止められなかった」
「……ちがう」
「まあね。俺にはわかんないよ。でも。たしかなことがある」
成澤が、イガラシさんに身を寄せる。
「俺は君の力を信じたい」
イガラシさんの目をまっすぐに見つめている。
「だから、君にも信用して欲しい」
人を信じるのは、ものすごく勇気がいることだ。
「格上が相手だからって戦い抜くことを諦めるような選手、少なくともうちには一人もいない。坂本が君にゴール前を譲ったのは、逃げたわけじゃない。自分自身。そしてチームが成長するために――託したのさ」
「随分とプレッシャー与えてくれるじゃねえか」
「あれ。君、追い込まれると逃げたくなるタイプだった?」
「ンなわけあるかよ」
「応援してます! イガラシさん!」
「褒美はあんたとのデート権ってことで」
「そ、それは……」
「俺も俺も。エリナちゃんとの――」
「するか!」
「まだなにも言ってないのに〜」
思い出作りで終わらせてたまるか。
「……ちがう」
「まあね。俺にはわかんないよ。でも。たしかなことがある」
成澤が、イガラシさんに身を寄せる。
「俺は君の力を信じたい」
イガラシさんの目をまっすぐに見つめている。
「だから、君にも信用して欲しい」
人を信じるのは、ものすごく勇気がいることだ。
「格上が相手だからって戦い抜くことを諦めるような選手、少なくともうちには一人もいない。坂本が君にゴール前を譲ったのは、逃げたわけじゃない。自分自身。そしてチームが成長するために――託したのさ」
「随分とプレッシャー与えてくれるじゃねえか」
「あれ。君、追い込まれると逃げたくなるタイプだった?」
「ンなわけあるかよ」
「応援してます! イガラシさん!」
「褒美はあんたとのデート権ってことで」
「そ、それは……」
「俺も俺も。エリナちゃんとの――」
「するか!」
「まだなにも言ってないのに〜」
思い出作りで終わらせてたまるか。


