氷河くんのポーカーフェイスを崩したい。

「どうした天ちゃん。トゲトゲしてるぞ」
「いつも通りです」
「あ、天津さん。洗い物ありがとう!」
「あなたこそ。暑い中、大変だったでしょ。ちょっと休んできたら」

 あれ?

 口調は冷たいけど労ってくれてる?

 嫌われてはいないのかな。

 ただハッキリとものをいう子なだけで。

「そうそう。休んでおいで。水分補給もしっかりね!」
「でも……」
「五十嵐さんに、17時には下りてきてもらえると助かりますって伝言お願いできるかな。あたし、連絡先知らなくて」
「わかりました。伝えてきます」

 階段を上がり、イガラシさんの部屋の扉をノックする。

「あのー。伝言が、あるのですが」