氷河くんのポーカーフェイスを崩したい。

 そう思うと、なんだか胸がズキンといたんだ。

 意味わかんない。

 なんでこんなに……

「未知」

 ーーーー?

「古文より難解」
「それ。どういう……」
「触れたことも。触れようと思ったこともない」

 そういって教室のうしろの扉から消えていく。

 アイツの背中をぼんやり見送ったあと

 わたしはなんだかモヤモヤした気持ちで前の扉から教室に入った。