氷河くんのポーカーフェイスを崩したい。

「……それでかあ」
「え?」
「エリナが、そんなに可愛いのに。どこか自信なさげに見えるときがあるのは」

 そういうと、沙里は、優しく微笑んだ。

「エリナが自分を見せてくれないのは。私のこと、ほんとはそんなに好きじゃないのかなって思ってた」
「まさか……!」

 沙里のこと、好きだよ。

 沙里は。沙里はね。

 わたしの初めての……友達だから。

「もし、心ないコメントが来たとしても。その何倍もエリナのこと褒めてる人がいるってこと忘れないで」
「うん」
「あと。この学校にエリナの悪口いう子がいたら、私がぶっ飛ばす」

 当麻氷河かよ。

 才女であり肉体派。
 英才教育で格闘技もやっていたとか。

「ありがとう」
「まあ。エリナには、私より強力なボディーガードいるか」