氷河くんのポーカーフェイスを崩したい。

「私、バイトあるから付き添えないけど」
「大丈夫!」
「白鳥さんに。あの写真、消してもらおうか?」
「……いや。そのことなら」

 もう、いいの。

「どんどん宣伝に使ってくれていいって伝えておいて」
「え?」
「どの写真でも」

 決めた。

「なんかあった?」
「あのさ、沙里」
「うん」
「わたし。小学生の頃、太ってて。その過去を知られたくなくて、コソコソしてた」

 ――逃げない

「だから、あの写真のコメントに。元デブとかついたらごめんって白鳥さんに言っておいて」

 逃げるくらいなら、戦ってやる。