氷河くんのポーカーフェイスを崩したい。

「このわたしがマネージャーになったあかつきには。大船に乗ったつもりで練習に励むといいよ!」
「ド素人」
「ウッ……」

 それを言わないで。

 これでもやる気だけはあるんだから!

 もっともっと、勉強してやる。

「よかったな」

 手を、ポンと頭に乗せられる。

「ちょっ……くしゃくしゃになる!」
「家族の理解を得ることは。そんなに、簡単なことじゃない」

 そう言ったアイツは、なんだか虚ろな目をしている。

「ひとつ。言っておかなきゃならないことがある」
「一つと言わず。ビシバシ鍛えてよ、大先輩」

 はやく、みんなの役に立ちたいし。

 当麻氷河の足を引っ張りたくないし。

「付き合えない」
「……え」

 ――ツキアエナイ

「わたしをカノジョにする気ないの?」