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「入って……いいの?」
当麻氷河に続いて中に入ると
部室は、思ったより狭かった。
おまけに物であふれかえっている。
ロッカーが敷き詰めて並べてあり――それがこの圧迫感の原因ではあるのだが、ホワイトボードと薄型モニター、それから練習で使うと思われる道具などが置いてある。
ビデオミーティング的なことをするには窮屈すぎない?
部室というか。もはや倉庫。
「片付けなよ」
「そんな時間があるなら練習するかNHL見たい」
仏頂面なアイスホッケーバカは、奥へと進んでいく。
その背中をぼんやり見つめながら問いかけた。
「ナショナルホッケーリーグって。そんなに面白い?」
わたしの質問に、アイツの動きが止まる。
「纐纈さんの口からその単語を聞くとは」
「成澤も、言ってた。見てるって」
「最高に面白い」
――最高に、おもしろい
「……ふーん。じゃあ、見てみようかな」
「だけど。そこまで踏み込むと抜け出せなくなるかもしれねーよ」


