お披露目の日。

お城前に国中の人々が集まった。

バロン王
「私とフィオナの第一子。名前はティア。この子の幸せを願います。この子が強く真っ直ぐ正しく生きてほしい。そして皆にはあの戦争から、切磋琢磨して国を再建ができ本当に感謝しています。ありがとう。」

フィオナ王女
「ティアをよろしくお願いします。そして、これからの皆さんの幸せを神に願います。共に強く生きていきましょう。」

大喝采が起き、拍手は鳴りやまなかった。

そしてお祝いは1日で終わらず1週間も続いた。


ティアの世話係、リサ。

ティアは毎日勉学に励んだ。隙があれば剣の稽古場を覗きに行き、どこにもいないと思い探したら剣を振っている。幼いながらそれは大人顔負けだった。


育ち盛り、何でもすぐに覚えてしまう才能。
止める事はなく、皆んなで応援しようと決めてから、ティアには教養以外に稽古場に行く許可を得られた。それからの成長は恐ろしい。