「惺くん!お疲れ」

「惺、よかったんじゃない?」

「ありがと。楽しかった」

「やっぱりそうよね。オケとの共演は最高すぎたわ」

「いいないいな!私も早く弾きたいな.....」

「もう明日でしょ?」

「そうなんだけどね。じゃあ私は明日のためにそろそろ帰ります!」

「がんばれよ」

「うん、ありがと」

惺くんの応援に胸がキュンとする。

完全に私、恋しちゃってます。

ショパンコンクールの真っ最中だというのに。