「いい?紗夜。自分の」
「自分の演奏をする、でしょ?」
耳にタコができるくらい聞いた言葉。
この言葉には何度も何度も救われた。
「そうよ。わかってるなら大丈夫ね」
「はい.....。いってきます、先生」
「いってらっしゃい、紗夜」
先生がずっと私の背中を見つめていたのは知ってる。
でも振り返らなかった。
ただ前を向いて進んでいきたかったから。
「森本紗夜さんでお間違いないですか?」
「はい」
「こちらへどうぞ」
このやり取りも、もう3回目。
この程度なら声も出せるようになった。
案内された場所に向かい、座る。
その日は舞台袖の緊張感が全然なかった。
理由は.....近くで喋っていた女子3人組。
私はそれを横目に自分の音楽に集中しようとした。
しかしあんな大きな声で話し始められたら聞きたくなくても聞こえてしまうわけで.....。
「自分の演奏をする、でしょ?」
耳にタコができるくらい聞いた言葉。
この言葉には何度も何度も救われた。
「そうよ。わかってるなら大丈夫ね」
「はい.....。いってきます、先生」
「いってらっしゃい、紗夜」
先生がずっと私の背中を見つめていたのは知ってる。
でも振り返らなかった。
ただ前を向いて進んでいきたかったから。
「森本紗夜さんでお間違いないですか?」
「はい」
「こちらへどうぞ」
このやり取りも、もう3回目。
この程度なら声も出せるようになった。
案内された場所に向かい、座る。
その日は舞台袖の緊張感が全然なかった。
理由は.....近くで喋っていた女子3人組。
私はそれを横目に自分の音楽に集中しようとした。
しかしあんな大きな声で話し始められたら聞きたくなくても聞こえてしまうわけで.....。



