きらきら星に魅せられて

.....そうだ。

私は最近ショパンばかり弾いていた。

ショパンコンクールしか頭になかった。

それに自分の音を聴くというのを怠っていたような気がする。

バッハの曲も弾こう。

気分転換とかじゃなくて私の技術を高めるために。


最後は第3楽章。

2拍子を感じながら生き生きと弾かなければならない。

まずはピアノで丁寧に。

左手の和音を確実に揃え、左右の音のバランスを考える。

決して雑にならないよう、注意深く聴きながら。

次はフォルテ。

左手の16分音符3連符は軽やかに。

右手はメロディーをよく聴いて。

16分音符3連符を使った早いパッセージを私の指が疾走する。

でも疾走しすぎちゃだめ。

ちゃんと音を聴きながら弾くの。

最後まで丁寧に.....。


「ふぅ.....」

やっと全楽章を弾き終わった。

やはり3曲も弾くと疲れる。

激しい曲ではないもののかなりの集中力を必要とするからだ。

ピアノって優雅で楽そうに思われがちだけど、案外そうじゃないんだよね。


気を取り直して2曲目。

今から弾こうとしている曲はショパンのエチュードより10ー4。

曲自体は長くないがとんでもない気力と体力を消費する曲だ。

あえてこの曲を選んだ理由は私の得意分野じゃないから。

惺くんを見習わないとってね。

それにこの曲は小学生のころ全然弾けなくて、先生と猛特訓した思い出深い曲でもある。

今は弾けるようになりましたってところを先生に見てもらおう。