きらきら星に魅せられて

「107番森本紗夜さん。曲目.....」

前を見据えて初めての舞台に向かって歩き出す。

先生に言われた通りお辞儀をして椅子を調整し、座る。

私の衣装を見て、何か言っているのも聞こえるが、この際どうでもよかった。

気持ちを落ち着かせ、鍵盤に手を置く。

さぁ、始めよう。

私は会場に1つ目の星を煌めかせた.....。



最後の1音を鳴らし、余韻を噛み締める。

直後会場は割れんばかりの拍手に包まれた。

誰もが私を驚いた顔や笑顔で見つめながら拍手してくれている。

私の演奏が認められた.....?

幸せを噛み締めながら、まだ慣れないお辞儀をして舞台袖へ帰った。