─────── ──── 目の前には制服の乱れたリキが呆然と座り込んでいて。 「ま、練習だと思えばいーじゃん」 「……」 「先輩との練習」 後ろから耳に息を吹きかけたところでリキの反応は無いから。 「童貞じゃさまになんないでしょー」 なんて口元を緩ませてみせた。 ただ、リキはああいう行為がはじめてで。 「ぼ、僕……」 「文句なら聞かないよ?あんただって……」 「ハナちゃんが好き」 ただ戸惑っているだけ、そんなの明らかな筈なのに──。