彼は高嶺のヤンキー様6(元ヤン)




お店の外で待っていたら、すぐに他の3人が出てきた。



「小林!」

「涼子っ!」

「お待たせしました。」

「みなさん・・・」



私達の方へ駆け寄ってきてくれる高千穂さんと、ますみさんと、関山さんに安堵する。



「ちょっと、こっちで少し話しましょう。」



そう言うと、私の手を握って歩き出す鳴海瑠華さん。



「あ、あの!手を~」



握っていいのですか?と聞く前に言われた。



「お姉さんと、お手てつなぐのは嫌?」

「い、いえ・・・」

「よかったぁ~」



ニコニコしてる美女に、私はドギマギしてしまう。

そのまま、されるがままにしてついていく。



「オイ、コラ!待てよ!」

「まだ歩かせる気~!?」

「・・・。」



高千穂さんとますみさんは、鳴海さんの行動に怒ってた。

黙ったままの関山さんも、なんだか機嫌が悪いように見えた。

完全に、お店が見えないところまで来たところで、鳴海瑠華さんが私の手を放す。





「はい、それじゃあお説教タイムね。」

「「「「お説教!?」」」」





聞き返せば、美女は得意げに私達に言った。





「馬鹿ガキが遊びで潜入捜査するな!」

「え!?」





笑顔が一転して、汚い物を見る顔に変わった。



「なっ!?なんだと!?もういっぺん言ってみろコラ!?」

「失礼しちゃう!遊びじゃないわよ!?」



即・反論する高千穂さんとますみさんを鼻で笑うと、鳴海瑠華さんは低い声でしゃべる。



「何度でも言ってやるよ、がさつブスと、胸が平面のぶりっこドブスが!」

「が、がさつだと!?」

「ドブス!?高千穂カンナよりも、ますみの方がブスって言った!?」

「あたしより超ブスじゃない!」



そう言って、私達を指をさす鳴海瑠華さん。



「性格悪くて、スタイル悪くて、息が臭くて、要領(ようりょう)悪いの4拍子でしょう!?」



高千穂さん、ますみさん、関山さん、私の順で指をさされた。



「な!?誰が性格悪いだと!?」

「ますみスタイル悪くないもん!?」

「ハハハ・・・息が臭い、ですかぁ~」

「よ・・・・要領は・・・・」

(うん、確かに悪い。)



否定できない。



〔★涼子のみ、素直に受け入れた★〕