「瑞希ぃー!凛助のことを思うなら、もっと保健体育にも力入れろや!エロい刺激は、人間に不足しがちなんだぜぇ~!?これだから、年だけ取った初心な大人子供はよぉ~!わははは!!」
「オメーが汚れすぎなんだよ、皇助!!とにかく、凛にオーダーを言わせる以上、禁止だからな!?モニカもだぞ!?」
「はあ!?ちょっと待ってよぉ!あたし、皇助とセットで怒られてる!?凛ちゃん、モニカちゃんは野獣みたいに、『セックス・オン・ザ・ビーチ』をオーダーして、相手の恥じらう姿を楽しむ趣味はないからね!?信じてね!?」
「わ、わかってますよ、モニカちゃん・・・」
「ほぉ・・・モニカは、凛道が恥じらう姿に興味はないと?」
「当然でしょ!?」
「・・・・・・・・・凛道、『セックス・オン・ザ・ビーチ』だ。」
「ひっ!?」
必死に身の潔白を証明するモニカちゃんの前で、私の耳元でカクテル名をボソッとつぶやく獅子島さん。
声だけではなく、吐息が耳の内側へと伝わった瞬間・・・
「きゃ、あん!?」
ゾワゾワ~と、全身に鳥肌のようなものが立つ。
嫌悪のような変な感覚。
耳の近くでささやかれたことで、びっくりしたのもあったと思う。
私の口から変な声が出た結果―――――――
「あーん♪凛ちゃんが恥じらう姿は、興味あるかも~!!」
手のひら返しで、嬉しそうに言うオネェさん。
「皇助の気持ちがわかるぅ~♪」
「ちょっとモニカちゃん!?」
「わかったろう、凛道。これが人間の本性だ。」
「は!?しまった!!」
ポカーンとする私に獅子島さんがささやけば、ニコニコ顔のモニカちゃんの表情が一変する。
悪事がバレたような顔になる。
〔★伊織のフェイント、モニカは引っかかった★〕


