藍「ッ」
東「藍ちゃん?」
藍「いや...なんでもない」

心臓の辺りがズキッと痛んで思わず隣にいた龍斗の服を掴んだ。

東「ら〜んちゃん」
藍「いや、本当に何でもないんだ。大丈夫」
洸「藍、アイツは...藍?おい、どうしたんだよ」

近くまで来るとオロオロし始めた。

男「神無月 藍!!」

走って来る男子は右手を引いている。
あたしは後ろに飛びながら下がった。
これやると洸に怒られるけどいいか。

男「逃げんのかよ!殺す!」
藍「ッ!」

また心臓辺りが痛んで思わず片膝を付いた。
立ち上がれない。