「私は、思ったことを言っただけですわ。」
「だから余計たちが悪いんだよ。この天然無自覚たらしめ。」
た、タラシ?!
「わ、私はたらしなどではありませんわ!私からしたら、恭也さんの方が…。」
そうですわ、恭也さんの方が距離が近くて、たらしですわ。
「俺が、なんだ?」
ほら、そうやって意地悪に笑って私を抱き寄せるあなたの方がよっぽどたらしですわ。
「きょ、恭也さんの方が、たらしですわ…。」
ああ、顔が熱い。
あなたに触れらているところも、熱いですわ。
でも、もっとあなたに触れてもらいたい、と思うのは変でしょうか…?
「その顔、他の男の前ではするなよ。」
そう言って私の頬を撫でる恭也さん。
「その顔、と言われてもわかりませんわ…。」
恭也さんはいつも『そんな顔するな』などおっしゃいますけど、全く意味がわかりません。
「誘ってるような顔だ。」
誘っている…?
さらにわからなくなったわたしを離してくださった恭也さん。
「じゃあもうすぐ

