そばにはいれないから。




「あたしは、もっともっと強くなりたい。」

咲良に負けないくらい強くなりたい。


自分に自信を持って

大きく剣道をしたい。


「ううん、強くなる。」


あたしはまだまだ強くなる。

咲良と切磋琢磨してきた時間を糧に。


「それで、こいつボコボコにする。」

寝てる誠也を指差していった。


「いいじゃん。その時あいつがいたらお前と誠也どっち応援するんだろうな。」


「あたしじゃない?」


「俺もそう思う。」


咲良はきっと笑いながら

「いけーっ、ボコボコにしろー」

ってあたしを応援してる気がする。