そばにはいれないから。




毎日、渚や結依は俺を部活に連れて行こうと声をかける。

だけど、俺は断って逃げてた。


咲良の死から10日。


最後の号令が終わってすぐ他の教室からすごい不機嫌そうな渚が歩いてきた。

「え、なに。」

「武道場行くぞ、稽古するから。」

そう言って俺の手をつかんで、歩き出そうとする。


「はあ?今日休みなんだろ。」

今日は休みだということは知ってた。

俺は掴まれた腕を振って離れる。



「うっせ!とりあえずこい!」

とにかく渚は機嫌が悪くて、俺の手を掴んでは歩き出した。


なんなんだよ…。