夜遅くに私の母親から私の携帯にメールがあった。 ★何か、変わったことはない? ☆べつに、ないよ。 ★そう、よかった。 まだ、お兄ちゃんの具合が悪いから明日も帰れそうにないの。 ☆うん、わかったよ。 ★令奈、おやすみ。 ☆おやすみなさい、お母さん。 母親から合計三通のメールを受信した。 やはり、お母さんが目の前にいなくても私はいい子を演じてしまう。