先生に頼まれて、配り物を運んでいた時


隣にいるのは、一緒に手伝ってくれるらしい三谷。



「ちょ、なんでそんなに軽々と運んでるの?」


「佐倉さんが弱いだけでしょ?」


「はぁぁ!?」


教室近くまで来てそう叫ぶと、教室に居た坂口が耳を塞いだ。


「佐倉さんが珍しく叫んでる笑笑。声でかー」