探偵I(タンテイアイ)【第2巻】



そして、その晩、自宅に戻った泰平は夢を見た。



薄明かりの照明がぽつんとだけついている渡辺 紗永のあの部屋。



201号室。



フローリングの床は綺麗にもう変えたはずなのに、またあの黒く大きな広いシミが広がっていた。



以前、泰平が見て驚いたあの黒いシミの形と全く同じだった。