私の言葉を聞く春瑠さんの表情は、少し戸惑っていたようだったけれど、何も言わずに私の言葉を聞いてくれた。


「誰も春瑠さんのせいだなんて思ってません。誰も……死のうと思って死んだわけじゃないんです。皆必死に生きたのに、春瑠さんの責任なんて言葉で済まさないで欲しいんです。すみません、上手く言えないですけど」


「……こっちこそごめん。そうだね。救えなかったことを後悔しても意味がないんだ。大切なのは……彼らの想いを引き継いで生きて行くことだよね。気持ちを切り替えるのは難しいけど、そう思えるように、頑張ってみるよ」


頭では理解しているけれど、心がそれに追い付いていない。


春瑠さんのその気持ちはわからないわけじゃない。


あの時こうしていれば……なんて、私だってずっと考えていたから。


それをこうして、人に言えるなんて。


私も、少しは成長したのかな。


「はは……年下の女の子にこんなことを言われるなんて、僕もまだまだだな。風雪にあんな説教をしていても、僕の言うことを聞いてくれないはずだ」


「そ、そんなこと……なんか、ごめんなさい」


そんな話をしながら、私は残っていたお弁当を食べた。