ーーーー痛っ......く......な...い 「......っ!!!」 「.....助けが欲しくなったら 呼んでって言ったよね?」 カランッ! 彼によって突き飛ばされたナイフは 床に転げ落ちる。 嘘......どうして......? 神様、どうして死ぬ直前に こんなにもに死にたくないと 願ってしまうのですか? 「すみません、お母さん。 詩乃さんは俺が一生かけて守るので」 「早く荷物まとめて」 わたしをぎゅっと抱きしめた彼は、 私を2階に逃がした。