おかしすぎて、笑いそうになる。 由姫は、驚いている教師に、きょとんと不思議そうな表情を向けていた。 「あれ? 途中に式もいりますか? 黒板に書いたほうがいいですか……?」 ふっ、たぶん由姫だけが、この状況をわかってない。 まあこれで……誰も由姫をバカになんて、できなくなっただろ。 「せ、正解だ……座り、なさい」 悔しそうに言った教師。 「……マジかよ」 双子が、驚き余ってかそう声を漏らしていた。 「つ、次の問題! 如月華生、答えろ!」 うわ……。