総長さま、溺愛中につき。①〜転校先は、最強男子だらけ〜



「由姫は?」

「私ですか? そうですね……甘いものは好きです! プリンとか、ケーキとか……!」

「たしかに、好きそうだな」



 蓮さんは、私を見ながらふっと笑う。

 なんだか、私の好きなものの話になってしまった……。

 あっ、そうだ。好きなものがダメなら……。



「それじゃあ、嫌いなものはありますか?」



 再び黙り込むと、今度は意を決した様子で口を開いた蓮さん。



「……ピーマンと、にんじんと……グリーンピースとか」



 えっ……。

 な、何それ……。

 あまりにかわいい嫌いなもの一覧に、笑ってはいけないとわかってはいながら頰が緩むのを抑えられない。

 蓮さんはそんな私を見て、不機嫌そうに眉をひそめた。