総長さま、溺愛中につき。①〜転校先は、最強男子だらけ〜




「……ん」



 どうしてうれしそうなんだろう?

 不思議に思ったけど、聞き返すことでもないのかなと思い何も言わなかった。











「荷物持ってもらってすみません……!」



 家に戻り、キッチンまで買い物袋を運んでもらった。

 何も言わずに袋を持ってくれて、蓮さんは意外と紳士なんだなぁと思った。

 って、意外とって失礼かな……。



「完成したら呼びますね! ゆっくりしててください」



 どうぞとリビングでくつろぐように言うと、蓮さんは少し困った表情をしながらソファに座った。

 何をして待っとこうか……って悩んでるのかな?

 することがなさそうな蓮さんの姿に、口を開く。