「ふふっ」
隣から聞こえた笑い声。
「あ……」
まずいっ……。
私の足を引っかけるように、隣の女の子の足が前に出てきた。
わざととしか思えない行為に、悲しくなる。
やっぱり、女の子たちから嫌われてるのかな……。
まさか足をかけられると思っていなくて、私はまんまと引っかかってしまった。
勢いをつけて走り出したせいで、結構なスピードで前に倒れる。
反応が遅れていたら、ケガしてたかも……よかった。
よいしょ、っと……。
即座に手を前に出し、転ばないように地面を押した。
飛び込み前転のような形で、転ぶのを回避する。
「……え」
隣の女の子から、そんな声が漏れたのが聞こえた。
まわりに立っていた子たちも、呆然とこっちを見ている。

