「さー、なんか案内してるみたいだし、生徒会の仕事中かなんかじゃない?」 「舜様が汚れるから近づかないでほしい〜」 くすくすと笑い声が聞こえて、恥ずかしさと舜先輩への申し訳なさで視線を下げる。 私みたいなちんちくりんが隣を歩いてすみません……! そう心の中で謝罪した時、舜先輩が口を開いた。 「気にするな。品のない女子生徒もいるが、なんとでも言わせておけ」 あれ……?聞こえていたんだ……。 きっと舜先輩にとって、騒がれるのは日常茶飯事だろうな。 こんなに顔が整っているから、当然か……。