総長さま、溺愛中につき。①〜転校先は、最強男子だらけ〜



 ……まわりの人も見てるし、これ以上大ごとになりそうなら外に出たほうがいいかな……。



「てめぇ……!」



 リーダー格の人の手が、私に伸びてきた。

 避けようと思った時、その手が何者かに掴まれる。



「ちょっと、俺の友達いじめないで」



 あ……海くん……。

 テーブルに買ってきた昼食を置いて、彼らの前に立った海くん。

 男の人3人は、海くんの姿を見るなり顔を真っ青にした。



「お前……nobleの新堂海……!」



 そういえば、海くんって次期総長候補って言ってたもんね。やっぱり不良さんたちの間でも、有名なのかな?

 そんなことを考えていた時、後ろからもうひとつ手が伸びてきた。



「おい、どけや」



 拓ちゃんは、がしりと男の人の頭を掴み、そのまま持ち上げる。