……まわりの人も見てるし、これ以上大ごとになりそうなら外に出たほうがいいかな……。
「てめぇ……!」
リーダー格の人の手が、私に伸びてきた。
避けようと思った時、その手が何者かに掴まれる。
「ちょっと、俺の友達いじめないで」
あ……海くん……。
テーブルに買ってきた昼食を置いて、彼らの前に立った海くん。
男の人3人は、海くんの姿を見るなり顔を真っ青にした。
「お前……nobleの新堂海……!」
そういえば、海くんって次期総長候補って言ってたもんね。やっぱり不良さんたちの間でも、有名なのかな?
そんなことを考えていた時、後ろからもうひとつ手が伸びてきた。
「おい、どけや」
拓ちゃんは、がしりと男の人の頭を掴み、そのまま持ち上げる。

