「ごめんなさい、私の友達が座るので」
すると、彼らはあからさまに不機嫌になり、近くのイスを蹴って怒ってますアピールをしてくる。
「ああ!? ガリ勉のくせに俺らに楯突くのかよ!」
……はぁ、めんどくさい人たちに絡まれてしまった……。
後ろにいる真面目そうな人たちが怯えているし、近くにいる女の子も怖がっている。
こういう人たちが一番面倒だと思いながら、騒ぎを起こすわけにもいかず、どうしようと頭を悩ませた。
黙り混んだ私にますます腹を立てたのか、リーダー格らしき男の人が私に顔を近づけてくる。
「俺らのこと知らねーのか? fatalの特攻隊だぜ?」
……ええっ……。
この人たち、fatalなの……ショックだ……。
しかも特攻隊ってことは、中間層の人たち。
春ちゃんがこんな人をグループに入れるなんて……と、ちょっぴり悲しくなった。
「ごめんなさい、どけません」
はっきりと言って拒むと、彼らはまたイスを蹴り上げた。

