総長さま、溺愛中につき。①〜転校先は、最強男子だらけ〜



「ごめんなさい、私の友達が座るので」



 すると、彼らはあからさまに不機嫌になり、近くのイスを蹴って怒ってますアピールをしてくる。



「ああ!? ガリ勉のくせに俺らに楯突くのかよ!」



 ……はぁ、めんどくさい人たちに絡まれてしまった……。

 後ろにいる真面目そうな人たちが怯えているし、近くにいる女の子も怖がっている。

 こういう人たちが一番面倒だと思いながら、騒ぎを起こすわけにもいかず、どうしようと頭を悩ませた。

 黙り混んだ私にますます腹を立てたのか、リーダー格らしき男の人が私に顔を近づけてくる。



「俺らのこと知らねーのか? fatalの特攻隊だぜ?」



 ……ええっ……。

 この人たち、fatalなの……ショックだ……。

 しかも特攻隊ってことは、中間層の人たち。

 春ちゃんがこんな人をグループに入れるなんて……と、ちょっぴり悲しくなった。



「ごめんなさい、どけません」



 はっきりと言って拒むと、彼らはまたイスを蹴り上げた。