総長さま、溺愛中につき。①〜転校先は、最強男子だらけ〜


「お、あそこ空いてるな」



 海くんが見つけた空いている席に行き、場所を確保する。



「私、待ってるね!」



 お弁当だから買う必要もなく、席取りをする意味も含め待っていることにした。

 待っている間暇なので、食堂を観察する。

 人多いなぁ……。すごく賑やかだし、私の前の高校とは全然違う。

 前は生徒数も多くはなかったし、実家通いが普通だったからお弁当の子が多かった。

 何もかもが違う環境だけど、だからこそわくわくする。

 ひとりそんなことを考えながら周囲を眺めていると、突然知らない人が近づいてきた。

 いかにも“不良です”と言わんばかりの見た目をした、男の人3人組。



「おい、お前邪魔なんだけど」

「俺らが使うからどけよ」



 威圧的なオーラを出し、そう言ってくる男の人たちに、私は口を開いた。