総長さま、溺愛中につき。①〜転校先は、最強男子だらけ〜




 舜先輩はそんな私を見て、一瞬目を見開いた。

 次の瞬間、なぜか顔を赤らめる舜先輩。

 ……あれ? どうしたのかな?

 不思議に思いそのままじーっと見つめると、そんな私に気づいてか、急に顔を背けた。



「……っ、あ、ああ。よろしくな」



 それだけ言って、歩く足を速める舜先輩。

 どうしたんだろう……?



「……まさか、な……。これが“あいつ”に似てるなんて、どうかしてる」



 ぼそりとひとり言のように何か呟いたけど、聞き取れないほど小さな声だった。

 チラッと覗き込むように顔を見れば、やっぱり赤く染まった頬。

 ……舜先輩、風邪気味なのかな……?

 心配になりながらも、舜先輩があまりに挙動不審なので何も聞かないことにした。