舜先輩はそんな私を見て、一瞬目を見開いた。
次の瞬間、なぜか顔を赤らめる舜先輩。
……あれ? どうしたのかな?
不思議に思いそのままじーっと見つめると、そんな私に気づいてか、急に顔を背けた。
「……っ、あ、ああ。よろしくな」
それだけ言って、歩く足を速める舜先輩。
どうしたんだろう……?
「……まさか、な……。これが“あいつ”に似てるなんて、どうかしてる」
ぼそりとひとり言のように何か呟いたけど、聞き取れないほど小さな声だった。
チラッと覗き込むように顔を見れば、やっぱり赤く染まった頬。
……舜先輩、風邪気味なのかな……?
心配になりながらも、舜先輩があまりに挙動不審なので何も聞かないことにした。

