総長さま、溺愛中につき。①〜転校先は、最強男子だらけ〜


 fatalは、正義の味方とまではいかないけど、悪事には手を染めない、潔白なグループだから。

 No.2に下がったっていうのは本当だろうけど、聞かないことにした。

 きっと触れられたくないだろうし、私は別に、順位なんて気にしてない。

 fatalがNo.1でもNo.2でも、みんなが大切なのは変わらないから。



《fatalのこと聞くなんて、どうしたの急に?》

「ううん、ちょっとだけ気になっただけ」

《みんなサラに会いたがってる。俺も……会いたい》



 春ちゃんの声色が変わった。

 寂しそうな声に、胸が切なくなる。



《ねえ、今度の休み、会いに行っちゃダメ?》

「……ダメだよ。連休でもないでしょう?」



 ごめんね春ちゃん、まだ内緒。

 ほんとはもう言ってしまいたいけど、今告げたらせっかくのサプライズが台なしだもんっ……。