「……」
「こ、こんばんは……」
一応お辞儀をしたけど、返事がくることはなかった。
って、早く降りないと……!
急いで降りると、生徒会長さんは無言のままエレベーターに乗った。
扉が閉まり、ほっと息を吐く。
気まずかった……。
女嫌いって言ってたし、挨拶すらしないほうがいいのかな?
ひとまず、自分の部屋に入る。
お風呂をすませ、寝る支度ができた時にはもう22時になっていた。
明日も学校だし、そろそろ寝なきゃ……。
目を瞑って、今日の出来事を思い出す。
まぶたに浮かんだ楽しい思い出に、口元が緩んだ。
明日からも、楽しくなるといいな……。
そう思った時、ふと、不穏な噂のことを思い出した。
fatalについて、海くんが言っていた噂。
きっと何かの間違いだろうけど……一応、確認しておきたい。
スマホを取り出して、私は春ちゃんに電話をかけた。
ワンコールもしないうちに、ぷつっと通話が繋がる。

