お、怒って、ない……?
「あの試験、俺も試しに受けさせてもらったんだが散々な結果だったよ。あの難題に引っかからないなんて、相当頭が切れるんだろうな。素直に尊敬する」
プライドが高そうな雰囲気とは裏腹、あっさりとそんな言葉を口にした彼。
「あんな試験を通る奴がいるとは到底思えないが、何よりもその見た目が証明だ。見るからに今まで勉強しかしてきませんでしたって容姿だからな、真っ当に試験を受けて通ったんだろう。認める」
……ん?
今さらっと貶されたような……。けど今の見た目が真面目にしか見えないのは事実だから、気にせず流そう。
「俺はこの高等部の3年、東舜だ。生徒会副会長もしている。何か困ったことがあれば、いつでも俺に頼ればいい」
どうやら気分を害するどころか、なぜか楽し気な彼の姿にほっと胸を撫で下ろす。
……って、副会長さん!?

