総長さま、溺愛中につき。①〜転校先は、最強男子だらけ〜



「す、すごい……デパートみたいだね……!」

「そうか? 普通だろ」



 平然としている拓ちゃんに、感覚のズレを感じた。

 じゅ、十分すごいよ……!

 学校にこんな施設があるなんて……さすが有名校……。

 ひとまず食料品売り場に案内してもらい、1階の奥へ。

 品揃えが豊富すぎる……!

 お店の広さと、商品の充実度に驚いた。

 これだけたくさんいろんなものが売っているなら、料理のレパートリーも増えそう……!

 料理は趣味のひとつだから、そんなことを考えながらうれしくなった。

 さっそく買い物を始めようと、カゴを持つ。



「由姫、貸して。俺が持つ」

「え、大丈夫だよ……!」

「いいから」



 拓ちゃんは、そう言ってカゴを持ってくれた。

 優しいなぁ……。断るのも悪いと思い、お言葉に甘える。



「由姫は料理とかすんの?」



 同じようにカゴを取った海くんが、そう聞いてくる。