総長さま、溺愛中につき。①〜転校先は、最強男子だらけ〜




「も、もう、拓ちゃんってば……かばってくれるのはうれしいけど、意地悪なこと言っちゃダメ……!」

「ごめん……」

「ははっ、氷高は由姫に逆らえないんだな」

「お前は喋んな」

「拓ちゃん!」

「ごめんなさい……」



 私たちはそのあとも、他愛ない話をしながらスーパーストアへと向かった。







 向かう途中、私は自分たちへ向けられる視線の多さに肩を縮こめた。



「あれ、nobleの海くんじゃん……!」

「やばい、かっこいい! fatalの如月兄弟もいるよ!」

「ていうか、なんで氷高様も一緒にいるの……!」

「……ねえ、一緒にいるあの女は誰?」



 聞こえた声に、びくりと肩が跳ね上がった。

 ま、まずい……みんながこんなに人気者なんて、知らなかった……。