「も、もう、拓ちゃんってば……かばってくれるのはうれしいけど、意地悪なこと言っちゃダメ……!」
「ごめん……」
「ははっ、氷高は由姫に逆らえないんだな」
「お前は喋んな」
「拓ちゃん!」
「ごめんなさい……」
私たちはそのあとも、他愛ない話をしながらスーパーストアへと向かった。
向かう途中、私は自分たちへ向けられる視線の多さに肩を縮こめた。
「あれ、nobleの海くんじゃん……!」
「やばい、かっこいい! fatalの如月兄弟もいるよ!」
「ていうか、なんで氷高様も一緒にいるの……!」
「……ねえ、一緒にいるあの女は誰?」
聞こえた声に、びくりと肩が跳ね上がった。
ま、まずい……みんながこんなに人気者なんて、知らなかった……。

