総長さま、溺愛中につき。①〜転校先は、最強男子だらけ〜





 みんなで資料室を出て、寮に帰るため廊下を進む。



「ねえ拓ちゃん、スーパーストアってどこにあるか知ってる?」



 私の質問に、拓ちゃんは笑顔を浮かべた。



「帰り寄る? 案内するな」

「わっ、ありがとう! とっても助かる……!」



 昨日、家の整理は終わったけど、食材の買い出しはまだだった。

 校内にスーパーがあると聞いていたけど、どこかわからなかったから、拓ちゃんが連れていってくれるのは心強い。



「あ、俺も行こうかな。そろそろ適当に食うもんなくなりそうだし」



 隣を歩いていた海くんが、思い出したようにそう呟く。



「ああ? お前はひとりで行け」

「いいじゃん、一緒に行っても。なあ由姫?」

「うん!」

「ちっ……」



 拓ちゃんは海くんが来るのは不満なのか、舌打ちをこぼした。