「終わった……!」 すっかりキレイになった資料室を見て、「ふぅ……」と息を吐く。 「はー、帰ろ」 弥生くんと華生くんはさっそく帰る支度を始めていて、私も帰ろうとカバンを手に持った。 「おい、なんか言うことあるだろ」 海くんが、弥生くんの首根っこを掴んで引き止める。 「っ、な、なんもねーよ!」 「お前はその年になって、礼の1つも言えないのか?」 「……」 や、弥生くんが、すごく葛藤してる……。