「nobleが……No.1なの?」
――fatalが、No.2に落ちたってこと……?
「うん、そうだね」
海くんが、あっさりとそう答えた。
そうだったの……?
知らなかった……。
別にNo.1にこだわっていたわけではないだろうけど、私がいた時は、力の差は歴然だったから……。
春ちゃん、どうして教えてくれなかったんだろう……。
もしかして、私がいない間に、fatalに何かあったのかな……?
もやもやと、心の中が陰った。
「……」
拓ちゃんが、無言で私を見つめていたことにも気づかずに……。
「由姫は族のことあんまり知らない? この学園にいるなら、知っておいたほうがいいと思うよ」
海くんが、下を向いていた私にそう声をかけてくれた。
っ、平常心平常心!

