総長さま、溺愛中につき。①〜転校先は、最強男子だらけ〜



「nobleが……No.1なの?」



 ――fatalが、No.2に落ちたってこと……?



「うん、そうだね」



 海くんが、あっさりとそう答えた。

 そうだったの……?

 知らなかった……。

 別にNo.1にこだわっていたわけではないだろうけど、私がいた時は、力の差は歴然だったから……。

 春ちゃん、どうして教えてくれなかったんだろう……。

 もしかして、私がいない間に、fatalに何かあったのかな……?

 もやもやと、心の中が陰った。



「……」



 拓ちゃんが、無言で私を見つめていたことにも気づかずに……。



「由姫は族のことあんまり知らない? この学園にいるなら、知っておいたほうがいいと思うよ」



 海くんが、下を向いていた私にそう声をかけてくれた。

 っ、平常心平常心!