極甘クールな芸能人幼なじみの意地悪な溺愛


なるべく演者さんの視界に入らないよう、遠く離れた場所で新米マネはエゴサーチに(いそ)しむことにした。



片桐さんから仕事用のスマホを持たされていて、それで彼女の指導通り、空いた時間はネットパトロールや世論、感想、意見。情報収集などを頑張ってる。



あと、SNS用の動画編集なんかは、めちゃめちゃうまくできるようになった。ほっといても再生数は伸びるんだけど、結構好きなお仕事。

 

そんなことをしていたらまさかの麻凛ちゃんが近づいて来た。
わざわざ挨拶しに来てくれたのかな。



「紗知ちゃん、久しぶり」


「お久しぶりです」



慌てて笑顔を貼り付ける。
憧れだった麻凛ちゃんは、あれから私を不安にさせる人になってしまった。



地味なオーバーサイズのベンチコートを羽織っているのに麻凛ちゃんの透明感と輝きは今日もすごすぎて緊張してしまう。