極甘クールな芸能人幼なじみの意地悪な溺愛


「はじめまして、木崎麻凛です。私も来週からあっちでの撮影に参加するんだ」



「はじめまして。青山の仮マネの小松紗知っていいます。麻凛ちゃんのことはもちろん知ってます。台本も見せていただきました」



麻凛ちゃんはナツ君とすれ違いまくる両片想い役。いつか挨拶くらいはできるかな、なんて期待してたけど、こんなに早く会えるなんて思わなかった。



「ね、紗知ちゃん。奥のカウンターに来ない? あっちの方が景色いいし、実は一佳君のことでちょっと込み入った話もしたいんだ。早い話、相談」



「サブマネでもないバイトの私に相談ですか?」



「そうだよ。だって紗知ちゃんは一佳君のこと、いろいろ知ってるでしょ?」



そっか、私たちが幼なじみだって知ってるんだ。だから共演するナツ君のことを少しでも知っておきたいってことかな。それは光栄だし、すごく嬉しいけど。



「お誘いありがとうございます。でもミーティングルームにいなきゃいけないんです……ナツ、じゃなくて一佳君に待つように言われてるので」



ちょっと不安になってそう言ったら一佳君なら当分戻ってこないよって、って言われた。