それにしても飲み物の種類がたくさんあって目移りしちゃう。
なんか使い方よくわかんないぞ、って迷っていたら声をかけられた。
「あの、あなたもしかして一佳君の新しいマネさん?」
「わっ、木崎麻凛ちゃん……!」
天使が降臨したとしか思えない美少女が私を見て優しく微笑んでいた。
彼女は私たち世代のカリスマで、インフルエンサーから最近女優にシフトチェンジしたタレントさん。
クラスの子たちがメイクやファッションのお手本にしてる女の子で、プロデュースしたコスメやキャラクターなんかも全部流行りになる。
私が知ってるくらいだから知名度も抜群なの。
顔なんかナツ君より小さいかも。
長い髪はふわっふわのとぅるとぅる。
つるりとした陶器肌、大きな瞳。
人懐っこい笑顔。
白雪姫みたいに色白で目鼻立ちはぱっちり。華奢で小柄でめちゃめちゃ可愛い。
ピンクのニットワンピだったから私と双子コーデみたいになってしまってて、おそれ多くてマグを落としそうになった。



