極甘クールな芸能人幼なじみの意地悪な溺愛



エレベーターでうんと上の階までいって、広々としたフロアに着いた。
大きな窓からみえる景色もオフィスもきれいでかっこいいったらない。



でもここから上は、誰でも入れる場所じゃないらしいから提げていたパスをよく見えるように整えた。 



これをなくしたら追い出されちゃうから緊張感を持たないと。



ミーティングルーム前に着くと、ナツ君は急に真面目な顔になった。



「この部屋で待ってて、すぐ戻るからマジで誰とも話さないで。この辺ヤバイのがうろうろしてるから」



「大丈夫だって。お姉ちゃんもいるし」



ただの来客にわざわざ話しかけたりする人なんているわけがない。
今日のナツ君はお父さんみたいだ。



それにお姉ちゃんのことは信用できないんだって。この服を選んだ人だからだって。



「空いた時間でイラストの続き描いとくよ。いってらっしゃい」



お見送りしたのに



「美織ちゃんてマジであてになんねーな。姉のくせに」

「ナツ君こそ束縛しすぎ。余裕のない男はすぐフラれるよ」

「一言余計なんだよ」

「ナツ君の方がうるさいし~」



口喧嘩が始まってる。
なんかナツ君とお姉ちゃんは相性悪いみたい。