極甘クールな芸能人幼なじみの意地悪な溺愛


テンポよく撮影は進んで、みんなでわいわいと写真の上がりをチェックしたりお菓子つまんだり……。




こんなの仕事どころか神様ありがとうタイムでしかないけどいいのかな。
寒いからコートを脱ぐ機会もなく、ワンピだって慣れてきた。



地元で撮影してる映画の方は退廃した未来に飛ばされるタイムリープもので仲間割れシーンがあったりと、シリアスな場面が多い。



だから、ナツ君が普段ちゃんと笑えてることを知れてほんとによかった。
言葉や態度にしなくても、頑張りすぎてるのはわかってたんだ。



私のスマホにはちゃんと過去のメッセージのやり取りが残ってる。
実はナツ君はほんとは甘えん坊で、すぐ弱音を吐くタイプ。



メールでも手紙でも、嬉しかったこと、楽しかったこと、悔しかったこと、腹が立ったこと。
お互いに全部聞いてもらってた。



『さっちゃんがいてよかった』

『ナツ君がいてくれて嬉しい』



そんなふうにネガティブもポジティブも、私たちはずっと分けあってきた。