「わかった、じゃあ一回テストな」
「それなに?」
「いいから言うとおりに動いてみて」
以下、ナツ君が指示を出して私が答えの動作をする一例。
物を落としました→しゃがむ。
可愛い猫みつけた→しゃがんでからのおいで~したくてちょい前屈み。
歩き疲れたら→椅子とかに座る。
そのときの手の場所は→スマホさわっちゃうから両手空いてない。
足の向きは→ちゃんとまっすぐする。
階段は→普通に上るし、下りる。
全部やってみせた。
「壊滅的にダメだ……」
ナツ君は私に背中を向けて頭を抱え込んでしまった。採点基準がわからないけど、あ、0点なんだなとすぐにわかった。
「……大丈夫、俺がなんとかする」
しばらく悩んでからそう呟いて、正しい所作、みたいなのを教えてもらった。それで結局このコーデでおでかけすることになった。



