「いや、私の予想じゃこれから恋愛イベントラッシュだと思う。だってアニメの実写を演じても違和感のないイケメンが家にいるんだもん。あと相馬君にも気を付けた方がいいよ。彼、ほんとわかんない人だから」
「相馬君って普通にストレスな存在なんだけど。ほんとなんなんだろ」
恋愛イベントなんてリアルな生活であるわけがないのに蘭ちゃんは夢見がちだな。私なんて最近ため息しかついてないよ。
「なんにしても同居って妄想も広がっちゃうよね。一佳君のスキンシップがさらに大胆になったりして。それを知ったとき相馬君はどう出るのか、みたいな。
やだ~、蘭ったら、あんなことやこんなことを妄想するなんて!」
脳内妄想を追い出そうと頭をゴチゴチやり出した蘭ちゃん。
大丈夫。そんな心配いらないよ。
私がモテる世界線なんかどこにもないからね。
「蘭ちゃん話を聞いてくれてありがとう。とにかくこれ以上意地悪されないように注意するし強くなるよ。それに今のナツ君のことも知ろうって思えたし、前向きに励ましてくれてありがとね」
そうだよね。昔のナツ君を懐かしがって比べたりしないで、今のナツ君に目を向けないと。
今目の前にいるナツ君がどんな男の子なのか、ちゃんと知らないといけないな。



