「ところでさっき相馬君のこと露骨に追い払っちゃったけど、ほんとにあれでよかったの? もし違ったら余計なことしたかなと思って」
「まさか。蘭ちゃんが来てくれなかったら休み時間は相馬君との不毛なおしゃべりで終わってたと思う。めっちゃ助かったよ」
蘭ちゃんの手を握ったら。それならよかったと笑顔で隣の席に座ってくれた。
「でも相馬君って普通に紗知のこと好きだったりして」
「ないない。変わった子が珍しいだけだよ、オタクに優しい陽キャってたくさんいるもん」
「うーん、そうだとしても練習試合に応援に来て欲しいなんて、かなりストレートな好きアピな気もするんだよね。でも彼ってどこにでも愛想振り撒いてそうだから読めないな~」
告白され慣れている蘭ちゃんにそう言われたらちょっとどきっ、としてしまった。



